事業情報

経営理念

ものづくりの境界を越え、新たな価値を創出する

「デザインは出来るけれど、どこにお願いしたら良いか分からない」
こうした問題によって、画期的な設計やアイデアは形になることなく消えていきます。
ハタノ製作所は要素技術と対話により、異分野同士の境界を越えて
新たな製品・文化の創出を最大の価値として事業を行います。

事業概要

屋号ハタノ製作所
代表者波田野 哲二
作業場143-0003 東京都大田区京浜島2丁目13番3号 城南工業株式会社内
事業内容TIG溶接を主とした金属加工業
所有資格ステンレス鋼溶接技能者資格(ティグ溶接TN-F)、第二種電気工事士免許

代表者メッセージ

キャッチコピーは「人を繋ぐ溶接工」

2020年、私はコロナ禍による不安定な情勢のなかで創業しました。
幼少期より金属加工が身近な家庭環境に生まれ「人と同じことをしていては生き残れない」と言い聞かせられ育ちます。

一般企業で従事した後、東京都大田区の溶接工場へ就職しました。
町工場で働くと昔ながらのやり方がそのまま残っており、現代として考えれば非合理的な業務に幾度となく直面します。業界全体を見れば、景気に大きく揺さぶられる業績や後継者問題によって工場数が減少しているという現実もあります。このまま先細っていく業界で本当に良いのだろうか。そう悩みながら、溶接技術の腕を磨いていきました。

そんなあるとき、おおたオープンファクトリーというイベントを通じて様々な業種の方と知り合う機会を頂きました。
他の町工場で働く同年代の若き仲間、まちづくりを考える大学関係者、地域のクリエイティブ環境を向上させるデザイナー集団。そしてそれらの方々が持つ、人の繋がり。これまでに関わったあらゆる人の考え方が、課題解決に挑戦する力として後押ししてくれました。

私自身が溶接工でありながら、ものづくりにとって身近であるデザインという分野の声を聞き、
金属加工者とデザイナー間の”翻訳”を行うことに努めました。
依頼を受けて特注の鉄製フレームを納めた際、何度も感謝されたことを昨日のことのように覚えています。

大企業には出来ないフットワークと対話をし、会話の中で気付いた一言をすぐに反映させる試作開発の力が町工場には存在します。そして私が知らない、ものづくりと親和性の高い業種がまだまだあるかもしれません。この更なる繋がりの一端を担える存在になるよう、これからも尽力していきます。

昨今の情勢により来るべき時代が早まったとも言われ、事業の柔軟性が求められます。
これからの五十年、自身の人生を金属加工業で全うするという覚悟と、この技術を次世代へ繋ぐために奮い立ちました。
業種という境界を我々の方から越えていくことで、閉鎖的な町工場に新たな風が吹き込むことを切に願います。



ものづくりの境界を越え、新たな価値を創出する

波田野 哲二


代表者略歴1986年 東京都大田区生まれ
2005年 東京都立蔵前工業高校 卒業
2005年 MTファシリティサービス株式会社(現、森トラスト・ビルマネジメント株式会社)入社
2010年 有限会社共栄溶接 入社
2020年 ハタノ製作所 創業